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第4回股関節を大きく動かすには

股関節ってどこ?

 体の各部を車にたとえると、体幹部はボディ、前回説明した肩甲骨は言わば前輪でしょう。そして今回は、後輪にあたる股関節です。皆さん、股関節って、どこだかわかりますか。 「えっ、脚の付け根でしょ?」そのとおり。では、この股関節を動かしている筋肉って、意識したことありますか。
 最もわかりやすいのは、太ももの筋肉ですね。股関節を曲げるとき、すなわち脚を上に挙げるとき(もも上げの動作です)に、太ももの筋肉(大腿直筋)が働きます。でも股関節に関わっているそれ以外の筋肉って、わかりずらいですよね。体の中では大きな関節で、大きな力を発揮しているにもかかわらず、非常に意識しにくいのがこの股関節なのです。

お尻の筋肉に注目しよう

 もも上げの動作をするとき、もう一つ働くのが大腰筋(だいようきん)です。ダイエット関連で近ごろ話題の筋肉なので、聞いたことのある方も多いでしょう。腹筋の奥のほうで、腰椎と大腿骨をつないでいる筋肉です。
 次に、反対の役割。股関節を伸ばす(脚を後ろに蹴り上げる動作)ときに働く筋肉はどれか。代表的なのは大殿筋です。大殿筋は、読んで字のごとく、お尻の筋肉。この大殿筋を使わなくても股関節が伸びたような状態に見えます。他の筋肉で補ってしまうからですが、しっかり大殿筋を使わないで走っていると、ダイナミックで効率的な走りができません。簡単に言えば、身体を十分に使えない「ちょこちょこ走り」の域を出られない。さらに、腰が痛くなったりお尻は垂れたまま。これではせっかくのランニングが台無しです。大殿筋が使えればヒップアップしますし太ももを必要以上に使わずに走ることになるので、太ももには筋肉はつきにくい。女性にはうれしい展開が待っています。
 では、大殿筋をうまく使う(つまり股関節を大きく動かす)にはどうすればよいのでしょうか?

膝を使うと股関節が動く

 それには、膝をうまく使ことです。一般に、股関節を動かそうとすると腰が動いてしまう人が多く、腰を固定しないと腰痛などの要因なってしまいます。股関節だけ動かそうと思うと難しいわけですが、そこで登場するのが膝です。
 股関節を中心として、その延長線上にある円周上で膝を廻すイメージで動かしてみてください。簡単な方法として仰向けに寝て行うと、体幹部が固定されるので動かしやすいと思います(写真参照)。その方法で感覚をつかんだ後、立った状態でやってみましょう。注意するのは足首が内側に入らないようにすること。常に膝の真下に足首が来るように意識してください。

写真1

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