第11回筋トレは歳をとってからでは効果がない?

ウエイトトレーニングはアスリートや若年層だけのものではありません。むしろ、年齢を重ねるほどに、万人に必要性が高まると思います。私たちは生きている限り、新陳代謝を繰り返し、常に細胞は新しいものに生まれ変わっています。もちろん、筋肉や骨も例外ではありません。そして、トレーニングという刺激に対して、強く生まれ変わっていきます。ですから、いくつになっても、トレーニング効果は継続します。
ボディビルディングの大会には、年齢別のマスターズという大会があります。そこには、大げさでなく、20代の若者よりもはるかにたくましい70代の方がいます。改めて人間の可能性を考えてしまうほどにすごい肉体です。まあ、これは極端な例ですが、誰でも自分のペースでできるのが、ウエイトトレーニングですから、トレーニングジムに見学に行って、インストラクターの方の話を聞くだけでも発見があるはずです。生活の充実につながると思います。
加齢に伴う筋力低下や骨密度低下に、絶大な効果を上げるのもウエイトトレーニングです。実際、ふとももの筋肉は加齢により、60%も減少するそうです。今、寝たきりの方が急増している一因にも、この点が大きいと言われています。足腰が丈夫なら、いくつになっても、はつらつとして、自分でどこにでも行けます。
トレーニング頻度に関してですが、入門者はとかく、「たくさんやらなくては効果がない」と考えがちです。実はそうでもなく、週3回、1回30分から40分でも十分、効果はあります。一番大切なのは、漸増負荷の原理で、「前回より、ちょっとだけ頑張る」この気持ちでゆっくり進んで行くことです。ウエイトトレーニングは刺激、回復、刺激の繰り返しで強くなっていきますから、休んでいる時間も有意義な回復の時間です。毎日やらなくても効果があるのです。私自身、オフシーズンは週3回しかトレーニングしない時期があり、この時期には筋力がよく伸びます。
今回は年齢やトレーニング頻度についてお話させていただきましたが、トレーニングで一番大切なのは「気持ち」です。トレーニング、休養、取り組む気持ち。この三要素の組み合わせの「パズル」を楽しみながら、毎回のトレーニングをエンジョイすることが、爽快なライフスタイルにつながるはずです。一歩踏み出して、自分を楽しんでみてほしいと思います。自分自身が変わることは、とんでもなく刺激的であるはずです。新たなライフスタイルをスタートさせましょう。


