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第1回 トレーニング時間を確保する方法

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Q.とにかく忙しくて、トレーニングする時間がありません。相川選手も出張が多いと聞きます。どのようにトレーニングのやり繰りをしているのですか?

A.トレーニングの時間が取れない悩みは、多くの方が抱えているものです。トレーニングを生活に取り入れる上で一番大切なことは、「少しでもトレーニングする!」ということです。考え方として、トレーニングを立派な形式ばったものにしないこと。私はトレーニングを、歯を磨いたり、お風呂に入ったりすることに準じる扱いにしています。日常生活のちょっとしたタイミングを利用して、忙しい時は、チョイチョイ刺激を入れるのです。

どんなに忙しい人でも、週に1回、1時間程度は、時間が取れるでしょう。そこに本格的なトレーニングを充て、あとはいかにして、短時間のトレーニングをするかです。私の場合、たとえ滞在時間が極端に短くなったとしても行けるときは、ジムに行きますし、車には、20kgのダンベル一組が常に「同乗」しています。いつでも、どこでも、隙をついて、チョイチョイトレーニングし、間をつなげれば、本格的なトレーニング日に、飛躍を狙えるわけです。

また、私自身が考案した「70レップス法」があります。これは、一部位、一種目を選びます。マシンでも、フリーウエイトでも構いません。まず、20回挙がる重さでリズミカルに反復します。多少余裕があって構わないので、関節をロックさせずに、筋肉をパンプさせるような感じで、反復して下さい。そして、ここから、インターバルを30~60秒ずつ空けて残り50回を4~8セットでやり切ります。同重量が基本ですが、1セット4回以下になってしまったら、少し軽くして下さい。70レップス法は、風船をパンパンに膨らませるような感じで筋肉をパンプさせることが大切です。この方法なら、短時間で、密度の濃いトレーニングとなります。

時間がなく、トレーニングが継続できない理由は、ズバリ、日常との切り替えができないからです。スパッと10分間、切り替えて取り組めれば、立派なトレーニングとなります。余談ですが、帰宅途中の近所の公園で、息を切らせて、10分間、集中している自分がいたりするものです。要は、形式ばらない、自分なりのトレーニング環境を作っていくことが大事。トレーニングは、少しやるだけで、やらないのと雲泥の差が生じます。賢く、日常に存在させるかが、鍵です。スパッと短時間、集中して取り組んでみてください。お互い、頑張りましょう!

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