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もっとラクに、楽しく、キレイに走る秘訣

第10回予備動作で「違う走り」を体感しよう

きれいな姿勢は効率よい走りの第一歩
ランニングは姿勢が大事。良い姿勢づくりには、走る前の予備動作が有効です。

ランニングフォームを気にされる方が増えてきています。でも、どこを修正してよいか分からない…。そんな悩めるランナーに、フォームに大切な姿勢づくりと、走りがスムーズになるドリルを紹介します。
ランニングフォームというと腕を振るとか、歩幅を伸ばすとか、手足に関心が行きがちですが、実は効率よく走るにはきれいな姿勢が有効です。姿勢の話は以前、本連載1〜2回目でも紹介しましたが、今回は別の観点から説明します。どうすれば姿勢よく走ることができるのでしょうか?答えは、意外に簡単なところにあります。

「背伸び」が走りを変える

背伸びって? そう、あの手を上に伸ばす背伸びです。手を上に伸ばせは姿勢も自然と緊張し、バランスのよい状態を生みます。さらに、つま先立ちになれば重心も高く感じます。この背伸びを3回行ってから、100m程度走ってみましょう。自然にスピードが出てしまうのが分かると思います。予備運動を行うと、体は反応しその緊張を持続します。背伸びで重心が高くなっているので、走るときも高く跳べるのです。高く跳べることは滞空時間が延び、その結果歩幅が自然と伸びてきますので、勝手に速くなるのです。

予備運動を行うと走りは変わる

さて、背伸びのほかにも以前紹介した股関節運動を走る前に行うと、思わぬ効果が得られます。今まで動きが悪かったところがスムーズになるために、反応が良くなるのです。筋力も同じように弱い筋肉を刺激しただけで脚の回転は自然と良くなります。
たとえば立ったままレッグカール(膝から下を巻き込む動作)を行います。つま先を上に向けた状態で膝が前に出ないように注意しながら、このレッグカールを左右10回ずつ行った後に走ってみましょう。このドリルは普段使わないハムストリング(大もも裏側の筋肉)を刺激することで、股関節の回転が良くなりスムーズな走りが生まれます。
このように、走る前に適宜良い刺激を入れて、スムーズな走りを体感してみてください。