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相川浩一のカラダデザイン講座 バックナンバー

第19回もやしっ子営業マンの肉体改造レポート<8>

サイクルトレーニングの導入

トレーニングに対する意欲は向上しているものの、最大の目的である体重増加がなかなか思うように進まない中、スギモト君のモチベーションをどう刺激していくか? これが当面の課題であったわけですが、彼と一緒にトレーニングすることの多いトレーニングパートナーからの提案もあって、「サイクルトレーニング」を取り入れて、ベンチプレスとスクワットの挙上重量の増加を確実に狙っていこうということになりました。スギモト君自身も、最近、「もっと重い物を持ち上げられるようになりたい」という欲望が高まっていましたので、ちょうどよいタイミングです。
サイクルトレーニングとは、5〜8週間を1サイクルとし、このサイクルの中で、メインセットで扱う重量を1週ごとに微増させていく方法です。決して無理をせず、その人にとって確実に挙げられる重量からスタートするのが特徴で、長い期間をかけて少しずつ挙上重量の増加を狙っていく方法です。一般的に、8RM(8回挙げられる最大重量)の80%程度からスタートします。下表が、スギモト君のベンチプレスとスクワットのプログラムです。スタート時、ベンチプレスの8RMは45kgでしたので、その約80%である37.5kgからスタートしました。スクワットも同様の考え方で、60kgからスタート。

大筋群で挙げられるようになってきた

以後順調に進んで、第2サイクルの第1週目、ベンチプレス40kg、スクワット62.5kgでトレーニングする日に、私とのトレーニングセッションを行いました。
今回の印象は、スギモト君自身がサイクルトレーニングの計画性と科学的なアプローチを楽しんでおり、トレーニングが生活にフィットしてきた点を強く感じました。毎回のトレーニングのプレッシャーが少なくも目標に向かい、充実感が日々あることが、大きな収穫です。肩回りの硬さの改善と背筋群の覚醒を狙い取り入れていたプルオーバーも、狙い通り、ダイナミックに大筋群で挙げられるようになってきました。

ボディビルスクワットからパワースクワットへ
スクワットのフォームも安定してきたスギモト君。全身で挙げる感覚がつかめてきた。

スクワットの補助種目として取り入れていたサイドランジも股関節の柔軟性に効果を発揮し、スクワットのフォームも良くなってきました。ただ、今まで膝が前に出るボディビルスクワットを採用していたところを、柔軟性向上に伴い、膝が前に出ない股関節主動のパワースクワットに切り替えて様子を見ようと話し合いました。つま先に体重が乗りすぎる点を改善するためです。
今回は明らかな大筋群主動のリフティングが見られ、向上の跡がうかがえました。引き続き、日々を楽しみながら、積み重ねていけると信じています。

スギモト君のサイクルトレーニング・プログラム
ベンチプレス
第1サイクル 第2サイクル 第3サイクル 第4サイクル
第1週 37.5kg×8回 40kg×8回 42.5kg×8回 50kg×8回
第2週 40kg×8回 42.5kg×8回 45kg×8回 52.5kg×8回
第3週 42.5kg×8回 45kg×8回 47.5kg×8回 55kg×8回
第4週 45kg×8回 47.5kg×8回 50kg×8回 57.5kg×8回
第5週 47.5kg×8回 50kg×8回 52.5kg×8回 60kg×8回
スクワット
第1サイクル 第2サイクル 第3サイクル 第4サイクル
第1週 60kg×8回 62.5kg×8回 65kg×8回 67.5kg×8回
第2週 62.5kg×8回 65kg×8回 67.5kg×8回 70kg×8回
第3週 65kg×8回 67.5kg×8回 70kg×8回 75kg×8回
第4週 67.5kg×8回 70kg×8回 72.5kg×8回 75kg×8回
第5週 70kg×8回 72.5kg×8回 75kg×8回 77.5kg×8回
※トレーニングの進め方
  • 各週の重量はメインセット
  • メインセットは2セット
  • アップ2セット+メイン2セット+ダウン1〜2セット
  • レップ数は体調に応じて増減可
  • 週1〜2回のトレーニングを確保
  • 週2回の場合も重量設定は同じで
※サイクルの進め方
  • サイクルとサイクルの間は1週間完全休養