第16回もやしっ子営業マンの肉体改造レポート<5>
今回のトレーニングセッション前日に、スギモト君のトレーニング仲間の方から、「杉本さんは肩甲骨が硬すぎる」と話がありました。これは以前からの課題としてピックアップしていた点でした。「明日アプローチしてみます」と話し、翌日のセッションを迎えました。
約一ヶ月ぶりに会うと、下半身は明らかにガッシリしてきた印象です。肩回りの硬さは胸や背中の発達を妨げ、肘の負担の増大と、プレス系種目で肩を痛める原因になってしまいます。肘が痛い、プレス系種目で挙上重量が伸びない、背中が効かないなどの問題は肩の柔軟性から来ている場合がよくあります。
さて、ベンチプレスから始めてみると、前回よりも胸が張れず、腕に頼り過ぎの傾向がありました。胸を張り続けるために、肩は後方に固定するよう励ますのですが、なかなかしっくりきません。まず、胸や背中を使ってダイナミックにプレスすることを体得できるよう、今回はあらゆる角度から胸を攻めてみることにしました。

まず、可動域の大きさからダンベルプレスを採用してみました。ここの狙いは胸と言うよりは「上体の筋肉の連動性」ですから、可動域全体を使い、下ろし切った位置では脱力をして、5秒後に上げる方法を採用しました。次に、今回はプレスの基本を追究したかったので、チェストプレスマシーンとバタフライマシーンを行いました。これは肘関節を多用する動作によって肩周りを意識できるよう、軌道の決まったマシーンで動きの学習をさせるということです。正しい動きを伝える上で、マシーンの利点は活用したいところです。プレスの基本は「胸を張り、肩を後ろの下に固定し続けること」です。猫背のスギモト君でも、柔らかくすれば可能です。
さて、ここまできてスギモト君から報告が…。
「一月にスノーボードにいって肩から転んで痛みが出てるんですよ」と。トレーニング開始からの疑問が解けたと言うか、わかりました。肩をかばい、トレーニングしていた分、腕に頼った動きが助長されていたのです。トレーニングの調子が上がるだろうと予測していた時期ゆえ、回避してほしいアクシデントでしたが、早く回復するよう努めるしかありません。
ここからは脚に移り、好きだと言うスクワットから。80kgがメインセットとなりました。試しに100kgを担いでみると、やたら、ぐらつきました。やはりまだまだ、腰周りの体幹部分が弱いことがわかります。逆に言えば、体幹部分が強くなれば、飛躍的に強くなると思いますから、腹筋背筋の重要性を話し、バーベルを担いでの「足踏み」を50歩ほど行って、スクワットを終わりました。そして、レッグプレス1セットを追い込み、補強としました。あとは、肩、背中、腕、腹、下背と見て行ったわけですが、種目は本人がやりたい種目を話し合いつつ、優先させていきました。前述の肩の痛みの出ないマシーンなどを多用していき、いろんなマシーンで楽しくトレーニングできたようです。

今回の計測結果を見てみましょう。



