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相川浩一のカラダデザイン講座 バックナンバー

第10回腹筋運動でお腹は凹むか?

よく聞かれる質問

トレーニングを始める目的の一つに、「ウエスト周りをスッキリさせ、お腹を凹ます」というものがあります。
これは老若男女問わず、共通の動機の一つです。深夜の通販番組で、しきりに紹介されているのも、ウエスト周りへの商品です。そして私自身もよく聞かれる質問として、「腹筋運動でお腹は凹みますか?」とうものがあります。
最近話題に挙がることの多い大腰筋(だいようきん)など含め、腹部の筋肉を鍛えることで、たるんだお腹を引きしめる効果は期待できます。ただ、多くの人が期待しているサイズダウン、すなわち、ウエスト周りの体脂肪の減少は、腹筋運動によって果たして実現するのでしょうか?
答えはNO。腹筋運動をしても、腹部の脂肪はほとんど落ちないと思います。効果的に脂肪を取り除いていくには、有酸素運動(ウォーキングなど20分以上継続できる運動)と、食生活管理が必要となります。
脂肪を取り除くコツは、少しずつアプローチしていくこと。まずは腹筋運動と30分のウォーキングとか、食事から油っこいものを減らすとか、自分ができる努力を一つずつ始めましょう。そして効果があれば継続し、なければ、また、一つアプローチのカードを切るといった感じです。いっぺんにあれもこれもと苦しいことを始めないようにしましょう。

筋肉を引きしめたのち、本丸の体脂肪にアプローチせよ

話をまとめると、腹筋運動では筋肉を引きしめる効果はありますが、その先の体脂肪減少には、有酸素運動や食事プランが必要です。お腹の中を引きしめてから、本丸の体脂肪へアプローチをするという段取りです。
「筋肉を引きしめ、脂肪を落とす準備をして、有酸素運動や、食事プラン(脂肪減少の場合、米等の主食の炭水化物を減らすか、油物などの脂肪摂取を減らすかのどちらかとなります)を設定して、できることから一つずつ始める」となります。

筋トレは体脂肪を燃やしやすい体質をつくる

ところで、腹筋運動を含めた基本的な筋トレは筋肉を刺激し、筋肉自体でカロリーを燃やしやすい体質に変化させます。ですから長期的には、筋トレも、体脂肪の減少にかなり有効といえます。「筋肉で太る」という考えの前に体形を整え、体脂肪を燃やしやすい体質になる。筋トレは、そういう意味で、老若男女だれにでも有効な運動だと思います。
あまり太くしたくなければ、20回以上反復できる軽い負荷で行えばいいですし、その人にあったトレーニングがありますから、自分の目的にあったトレーニングや食事プランを意識してみてください。太りたい人も痩せたい人も、トレーニングと食事プランで必ず変化があるはずです。